関学 宿敵・立命との再戦制し50回目の甲子園ボウル出場決める
「学生アメフット・全日本大学選手権・西日本代表決定戦、関学大26-17立命大」(4日、万博記念競技場)
決勝の第71回甲子園ボウル(18日、甲子園)出場をかけた東西の代表決定戦が行われ、西日本は関西リーグ覇者の関学大が同2位の立命大を26-17で退け、東日本は早大が東北大を47-2で下した。関学大は2年ぶり50回目、早大は2年連続4度目の甲子園ボウル出場を決めた。両校の顔合わせは初。
したたる雨が心地よかった。関学大の攻撃をけん引したQB伊豆(4年)は目を赤くしながら「ただただうれしい」と喜びに浸り、主将のLB山岸(4年)は「2回目に負けるのは嫌だった。ホッとしている」と表情を緩めた。
前半は20-0。ランを中心とした攻撃に、要所でパスを織り交ぜて得点を重ねた。守備陣は前半一度もダウン更新を許さず、2つのインターセプト。完璧な試合運びだった。
後半開始早々、1TDを返され、さらにキックのスペシャルプレーで攻撃権を献上。それまで止め続けていた立命大RB西村にTDを許し、開始5分で6点差まで詰められた。「『そんな甘くないで』とハーフタイムに伝えていた」と鳥内監督。追い上げは想定内。動揺はなかった。
12年前の敗戦も、平常心を保てた要因の一つだ。1年に2回、立命大と戦う機会が過去に2度あったが、2勝はなかった。最後の“再戦”は2004年。14-14で第4Qを終えて延長タイブレークを行い、最後は21-24で敗れた。
アメフットファンの間で「雨の長居」と語り継がれる伝説の一戦。リーグ戦で立命大に勝利した数日後、全体ミーティングの後に4年生全員が会議室に集まり、そのビデオを見た。
息をのむほどの壮絶な攻防。ミスの許されない究極の状況を想定する必要性を痛感した。そして「最後に勝つのは俺らや」と誓い合った。山岸は「関学が進化していると見せられた」と胸を張る。ちょうど一回りの月日を経て築いた新たな歴史。その先には50度目の甲子園が待っていた。



