闇カジノ問題のバド・田児賢一がマレーシアプロリーグで復帰 国内からは反発も

 違法カジノ店でのバカラ賭博を行っていたことが判明し、日本バドミントン協会から無期限の資格停止処分を受けた田児賢一(27)が、マレーシア・プロリーグ「パープル・リーグ」・プタリンBCの選手として競技復帰することが2日、分かった。11月29日の会見にも出席しており、14日の同チームのリーグ開幕戦から出場するものと見られる。

 田児は14年10月から今年1月まで違法カジノ店に通い、今年4月に無期限の資格停止処分を受け、所属していたNTT東日本から解雇された。田児に誘われ、同じく賭博行為を行った当時五輪代表候補の桃田賢斗は解雇こそ逃れたものの、ナショナルチームから除外され、五輪出場権は剥奪。同件で選手・関係者9人が処分される事態にまで発展した。

 その後、田児は「いろいろ意見はあると思うが生きていくために、仕事を探しにいこうと思う」と現役続行を希望し、プロリーグのあるマレーシアで移籍先を探していた。当時、「パープルリーグ」は移籍に関して「日本協会の許可が必要」と、声明を出していたが、現地報道によれば、プタリンBCは日本協会や、世界連盟の許可は得たとしている。また、田児は「(処分された期間について)何も話したくない。今はパープルリーグに集中したい」と、話しているという。

 ただ、処分から1年も経たないうちでの復帰は反発を招きそうだ。同件で1年の大会出場停止処分を受けた選手1人はまだ復帰しておらず、無期限の大会出場停止処分だった桃田も復帰は来年5月以降になるとみられている。ある実業団関係者は「桃田より先に復帰するなんて…。筋が通らないでしょう」と、憤っていた。

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