宮原知子2位 日本女子16大会連続ファイナル進出決める

 「フィギュアスケート・NHK杯」(26日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子は宮原知子(18)=関大=が2位となり、銀メダルを獲得した昨季に続くファイナル進出を決めた。樋口新葉(15)=東京・日本橋女学館高=は4位で、ファイナル進出を逃した。

 “逆襲のレイア姫”が、日本女子の歴史をつないだ。フリーの曲に使われている映画「スターウォーズ」のヒロイン、レイア姫を連想させる白い衣装に身を包んだ宮原は力強く優雅な舞を披露。2位となり、日本女子にとって16大会連続のファイナル進出を決めた。

 「SPがすごく悔しい演技だったのでなんとか頑張りました」

 SPでは指導する浜田美栄コーチが「ビックリした」というほど久々に転倒。「少し考えすぎた」と慎重になったジャンプは回転不足も出たが、表現力を示す5項目の構成点では自己ベストの69・16点をマーク。シーズンオフから課題の表現力の強化に取り組んできただけに、浜田コーチは「綺麗なだけじゃなく、戦う強い女性を演じられるようになった」と目を細めた。

 妹分たちに負けられない思いもあった。同じチームの本田真凜、紀平梨花の2人が先にジュニアGPファイナルに進出を決定。浜田コーチは「2人が決めていたし、私も行かなきゃという気持ちがあったと思う」と、本人の気持ちを代弁した。

 チームの、そして日本のエースとして、存在感を示した宮原。昨年2位だったGPファイナルに向け「出場するからには自信を持って臨みたい」と力を込めた。進化を遂げた18歳が、初の“世界一”を狙いにいく。

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