沙保里夏季五輪では日本女子初の主将に

 日本オリンピック委員会(JOC)は1日、8月に開幕するリオデジャネイロ五輪の日本選手団主将に、レスリング女子53キロ級で4連覇を狙う吉田沙保里(33)が決まったと発表した。夏季五輪で女子選手が主将を務めるのは史上初で、吉田は前回2012年ロンドン五輪で旗手を務めていた。旗手には、陸上男子十種競技の右代(うしろ)啓祐(29)=スズキ浜松AC=を決めた。

 “霊長類最強女子”が、また新たに人類史上に名を刻む。吉田は日本代表選手団が初参加した1912年ストックホルム五輪以来、夏季大会では女子初の主将に決定。名実ともに日本の顔として、女子では前人未到の4連覇の偉業に挑戦する。

 過去をひもとけば、並ぶのはビッグネームばかり。「フジヤマのトビウオ」の異名を取った競泳の古橋広之進、「鬼に金棒、小野に鉄棒」と呼ばれた体操の小野喬、柔道で国民栄誉賞を受賞した山下泰裕。時代を彩った英雄たちが務めてきた大役中の大役だ。

 吉田は「名誉ある大役を任され、光栄に思うと同時に責任を感じます。私自身は4連覇を目指し、日本選手団、国民の皆さまに元気を与えられるようにベストを尽くしたいと思います」とコメント。大きな期待を、代名詞のタックルの推進力に変える覚悟だ。

 156センチの小さな体で栄光を築き上げてきた。21歳で初出場した04年アテネ五輪で金メダルを獲得後、12年ロンドン五輪で3連覇を達成し、同年に国民栄誉賞を受賞。ただ年齢も33歳になり、昨年末にはぜんそくを発症するなど不安も募る。

 昨年12月に代表を決めて以降は試合に出場せず、ぶっつけ本番の道を選択した。「東京五輪まで続けるかもしれないし、これが最後になるかもしれない。どっちにしろ集大成の戦いを見せる」と期する思いは強い。

 主将として金メダル獲得となれば、92年バルセロナ五輪の柔道の古賀稔彦以来の快挙。地球の裏側へ歴史の扉を開けに行く。

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