愛知学泉大V21 劇的逆転勝利

 「デイリー主催・西日本学生バスケットボール・女子決勝、愛知学泉大69-65大阪人科大」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 男女の決勝と3位決定戦が行われた。女子は愛知学泉大が第4Qに猛追して、延長に持ち込んで大阪人科大に大逆転勝ちし、4年ぶり21回目の優勝を果たした。3位決定戦は男女とも立命大が勝った。

 第4Q、残り30秒を切って59-62。PFアイメレク・モニィーク(2年)が「無心で」放った3Pシュートが吸い込まれた。土壇場で追いついた愛知学泉大は「キャー!!」とお祭り騒ぎになった。

 イケイケで延長に持ち込むと、勢いで大阪人科大を圧倒。69-65の大逆転で、4年ぶり21回目の優勝を飾った。

 殊勲のアイメレクは、タレントのトリンドル玲奈似の日米ハーフ美女。途中出場ながら、チーム最多の27得点を挙げた。「ベンチで悔しかった。『出たら絶対やってやる!!』と思っていた」。第1Qでチームは5点しか奪えず、第2Qも最大16点差に開いた劣勢を、スピードとガッツではね返した。

 今年から交代した木村功監督(66)の改革が実った。同大学の黄金期を築き上げ、昨年まで社会人のシャンソンを率いた名将はスパルタ。1時間コートを走りっ放し、1日2000球のシュート練習などを課してきた。

 アイメレクは「走る練習はきつい。でも勝てたら『また頑張ろう』と思える」と笑顔を見せた。終盤の劇勝はスタミナ強化のたまものだった。

 MVPに輝いたPG内堀紫菜主将(4年)は第4Q、1対1の勝負を次々と制し、チームを鼓舞した。1年から3年連続3位だったが、念願の頂点に。「下級生に頼っていては、まだまだ。目標はインカレ優勝」と高みを見据えた。

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