香生子「すっきり」V 好タイムに笑顔

 「競泳・欧州グランプリ」(11日、バルセロナ)

 女子200メートル平泳ぎで渡部香生子(19)=JSS立石=が2分23秒02とまずまずの記録で優勝した。今井月(愛知・豊川高)が3位。男子200メートル個人メドレーは萩野公介(東洋大)が1分57秒33で制した。男子100メートル自由形は塩浦慎理(イトマン東進)が49秒41で1位となり、女子の池江璃花子(ルネサンス亀戸)は100メートルバタフライで57秒93の2位、50メートル自由形で25秒08の5位だった。

 女子200メートル平泳ぎの渡部は「久しぶりにすっきりした」と、はじけるような笑みを浮かべた。日本水連が定める五輪の派遣標準記録(2分23秒21)を上回るタイムは、昨年9月の日本学生選手権以来。普段よりややテンポを上げて積極的に泳ぎ、調整段階としては好結果を残した。

 昨年の世界選手権優勝で五輪切符を手にしていたが、不調で年明けから派遣標準記録を突破していなかっただけに「引っかかっている部分はあった」という。竹村コーチも「一つ山を越えた」と、ほっとした様子だった。

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