世陸マラソン前田、今井の分まで…
「陸上世界選手権」(9月22日開幕、北京)
陸上世界選手権で最初の競技となる男子マラソン代表の前田和浩(34)=九電工=と藤原正和(34)=ホンダ=が20日、北京市内で記者会見し、抱負を語った。順大時代に「元祖・山の神」と呼ばれ、初の世界選手権代表に選ばれていた今井正人(31)=トヨタ自動車九州=は髄膜炎により、今月3日に欠場を発表。同じ九州の実業団でしのぎを削ってきた前田は今井の無念さも背負いながら、来年のリオデジャネイロ五輪代表の内定条件である日本人最上位の8位以内を目指す。
今井の突然の欠場発表は前田にとっても誤算だった。前田は同じ九州の実業団で何度も戦ってきただけに、東京マラソンの前からその強さは体感していた。だからこそ「一緒に走るときは大体、今井にくっついていく方だった。今回もそうしようかなと考えていた」。描いていたレース戦略も練り直しとなったが、何より残念なのは、2人が世界の舞台で初めて戦う機会を奪われたことだ
強烈なライバル関係ではあっても、ともに酒を酌み交わす親しい間柄でもある。北京出発前日の17日、今井からメールが届いた。「悔しいですけど頑張ってきてください」という文面に心を動かされた。すぐに「今井にも恥ずかしくない走りをしてくるよ」と返信し、これまでで最高の世界選手権にすると誓いを立てた。
マラソンで出場した世界選手権は09年が39位、13年が17位。挑戦3回目の今回は8位以内しか見ていない。

