高橋、日本新で初V「夢だった」

 「日本選手権20キロ競歩」(15日、六甲アイランド甲南大周辺コース)

 陸上の世界選手権((8月・北京)代表選考会も兼ねて行われ、高橋英輝(22)=岩手大=が日本記録を14秒更新する1時間18分3秒で初優勝を果たした。初の世界選手権代表にも決まった。昨年の大会で日本記録をマークした鈴木雄介(27)=富士通=は残り1キロを切ってから遅れて10秒差の2位となり、3連覇を逃した。女子は岡田久美子(23)=ビックカメラ=が1時間31分57秒で初制覇した。

 昨年の大会で日本学生記録を打ち立てた高橋は「とにかく日本一になりたい」という思いで、第一人者の鈴木にしがみつくように歩いた。日本記録保持者を振り切り「(日本一は)高校時代からの夢だったのでうれしい」と声を弾ませた。

 一般入試で地元の岩手大に入学。昨春までラーメン店でアルバイトしていたが、記録が伸びたことで、日本陸連から最大で年間500万円の強化費を受けられるようになり、競技に集中できるようになった。4月からは競歩で多くの五輪代表を輩出する富士通に籍を置き、世界のトップを目指す。

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