水泳会場で競泳男子の冨田尚弥（２５）＝チームアリーナ＝が韓国メディアのカメラを盗んだ事件で、仁川南部警察署は２９日、窃盗容疑で同選手を仁川地検に書類送検した。地検は近く処分を決める。略式起訴か起訴猶予処分となる可能性があり、その場合は冨田の出国停止措置が解除される。

　書類送検容疑は、２５日にチームの応援で訪れていた文鶴水泳場で、記者席から記者が離れた隙にカメラの望遠レンズを外し、８００万ウォン（約８３万円）相当の本体を盗んだ疑い。２６日夜から事情聴取され、本人が容疑を認めた。