「関西学生アメフット、関学大５４-０同大」（２９日、万博フィールド）

　開幕し、リーグ４連覇中の関学大が７ＴＤを奪う猛攻で、同大を５４‐０で下し快勝発進した。前半に４ＴＤで突き放し、後半は２年生ＱＢ伊豆が３１ヤードのＴＤパスを含む３ＴＤを奪うと、終了間際にはＫ三輪（４年）が４１ヤードのＦＧを決めた。守備陣も３年ぶりの開幕戦完封を飾った。

　大量得点に３年ぶりの開幕戦完封勝利。王者・関学大の実力は今年も健在だ。

　第１Ｑ、ＱＢ斉藤が１２ヤードのＴＤパスを通し先制すると、いきなり仕掛けた。ＴＦＰで２点コンバージョンを狙い、パスをキャッチしたＷＲ森岡（４年）がエンドゾーンに駆け込んだ。第２Ｑには３本のＴＤで突き放した。

　後半からはＱＢ伊豆が登場。３１ヤードＴＤパスを通すなど、役割を果たした。しかし、試合後、選手に笑顔はなかった。ＱＢ斉藤のファンブル、ＷＲ松岡（４年）パントキャッチミスなど、４年生にミスが出た。鳥内監督は「致命傷や。４年生は負け。自信つくまで練習しろ」と吐き捨てた。

　鷺野主将は「ここで変わらないと成長できない。僕ら４年が本気で変わらないと」と危機感を示した。