錦織トップ5連破!フェデラー倒し4強

 「テニス・ソニーオープン」(26日、米マイアミ)

 男子シングルス準々決勝で、世界ランキング21位の錦織圭(日清食品)が、四大大会最多17度優勝の第5シード、ロジャー・フェデラー(スイス)を下し、初の4強入りを果たした。28日の準決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。第4シードのダビド・フェレール(スペイン)に勝った25日の4回戦に続き、世界のトップ5選手を連破した。

 錦織の勢いが止まらない。最終セットはサーブでもストロークでもフェデラーを上回った。第10ゲームで迎えたマッチポイントで、最後は跳び上がって放ったバックハンドの強打でノータッチのウイナー。ガッツポーズを繰り返し「打ち抜けるようになっていたので自信があった。ストロークで負ける気がしなかった」と言い切った。

 第1セットは「速い展開で攻められて、どうしていいか分からない状況」だったが、4回戦で世界4位のフェレールを破った日本のエースはひるまなかった。第2セットに入るとフェデラーの不安定なサーブにつけ込み、リターンで勝負。「リターンが深いところに入り始めてから主導権を握って、ポイントを奪えた」と勝因を口にした。

 憧れの存在という元世界1位にこれで2連勝。昨年5月のマドリード・オープンで勝ったときは球足が遅い赤土だったが、今回はフェデラーの得意なハードコートで倒したことに価値がある。「ウイナーも多かったし、素直にうれしい。トップ10の選手に勝ち、これだけの(大きな)大会でここまで来ているのは、どの選手に対しても戦えるレベルになっている」と手応えをにじませた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス