“優勝知る男”小川淳司氏「カープに今必要な選手を補強」球団副本部長編成担当に就任会見 ヤクルトでスカウト、1軍監督、GM経験

 広島に球団副本部長編成担当として招聘(しょうへい)された元ヤクルトGMでゴールドジム女子硬式野球部監督の小川淳司氏(69)が28日、マツダスタジアムで会見を行った。就任は来年1月から。「カープに今必要な選手を補強できれば一番良い」と理想を語った。新天地で、これまで培ってきた豊富な経験や人脈を駆使し、チーム再建に貢献していく。

 カープの球団旗の前で決意を新たにした。69歳での挑戦。球団からオファーを受け、「自分でいいのか、果たしてできるのか…不安も正直あって、ずっと悩んでいた」という。一方で「この年齢で声をかけてもらえたのは、普通ではありえないこととも思った」。感謝の思いも胸に、広島のために働く覚悟を固めた。

 球団は情報収集や交渉につなげていく役割を期待する。小川氏は現役引退後、ヤクルトでスカウトを手始めに2度にわたって1軍監督を務め、昨季まではGMとして活動した。フロントと現場を知る貴重な人物であり、「フロント側から見た選手の評価と、現場での評価は変わってくる部分が出てくる。(双方の)コミュニケーションがあって初めて、チーム編成につながっていく」と持論を展開した。

 「カープに今必要な選手を補強できれば一番良い」と語るが、これまでの経験からフロント業は理想だけでは務められないことも肝に銘じる。「相手がいることで、そう簡単にはいかない。トレードもすれば良いってものではない。その時の状況に合わせてできれば」と冷静に語った。

 関東に拠点を置いたまま、年明けから活動していく。「とにかく必死になって、チーム、球団のために、少しでも力になれるように」。生まれ変わろうとするチームで、手腕を発揮していく。

 ◇小川 淳司(おがわ・じゅんじ)1957年8月30日生まれ、千葉県出身。習志野3年時には甲子園に春夏連続出場し、夏は優勝。中大-河合楽器を経て81年度ドラフト4位でヤクルト入団。92年日本ハムに移籍し同年引退。現役通算940試合、打率・236、66本塁打、195打点。ヤクルトに戻り、10年途中の監督代行を経て、11~14年、18~19年に監督を務めた。監督通算448勝472敗40分け、勝率・487。

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