広島・新井監督「疲労はあったと思うけど、見事な攻撃」 三回5得点で天敵大竹KO!大盛V撃 前夜5時間超えドローで移動も

 「阪神1-5広島」(3日、甲子園球場)

 タフな日程も乗り越えて天敵左腕を攻略じゃ!広島が三回に一挙5得点を奪って快勝。これまで散々苦戦を強いられてきた大竹に対して6安打4適時打を集中させ、KOすることに成功した。前日は横浜でナイターでの5時間超え死闘を演じていた中、移動ゲームで勝利。チームは引き分けを挟んで2連勝となった。

 疲れ知らずの男たちだ。鋭いスイングでボールを捉え、ダイヤモンドを駆け回る。前日、横浜で午後11時半過ぎまで戦い、この日に甲子園へ乗り込んできた。ハードスケジュールもナインはものともせず。新井監督は「昨日は延長で長い試合をして、横浜からの移動ゲーム。疲労はあったと思うけど、見事な攻撃だったと思う」と選手たちをたたえた。

 三回に打線が奮起した。大竹に対して先頭の投手・森から4連打。大盛が先制適時打を放ち、菊池も適時打で続いた。さらに小園も適時打。そして大竹から通算3本塁打を記録するなど、好相性を誇るモンテロが左越えの2点適時打二塁打とした。一挙5得点して、左腕を3回でKOしてみせた。

 キラーぶりを発揮したモンテロは「大竹はいろんなテンポでいろんな球種を投げる。自分はチェンジアップを狙って、良い反応で捉えて、あそこまで飛んだ」と振り返った。試合前の時点で大竹にはチームとして通算対戦成績3勝16敗で、緩急自在の投球に苦しめられ続けてきた。そんな“天敵”を序盤で攻略し、新井監督も「良い投手からビッグイニングをつくれたことを自信にしていきたいと思う」と充実感を漂わせた。

 チームは前日に横浜でナイターでのDeNA戦に臨み、5時間21分の死闘の末、引き分けに持ち込んでいた。一夜明け、横浜から甲子園に移動。ビジターからビジターへの移動ゲームという過酷な状況を乗り越えるため、試合前練習は時間を短縮するなどの対策がとられていた。

 先制打の大盛は「みんな絶対にしんどいとは思う」と語る。その中でつかんだ勝利に「やれることしっかりやろうって、みんなが思っている結果が、今日の試合になったのかなと思う。僕に関しては、試合に出させてもらっている以上、『疲れている』とかじゃなくて、1試合1試合だと思っているので」と貪欲な姿勢を前面に押し出した。

 これで引き分けを挟んで2連勝。リーグ戦再開後は5勝3敗1分けで奮闘ぶりが光っている。大竹に対しても5月の前回対戦に続く勝利で初めての連勝を記録し、苦手意識は拭い去った。もう“天敵”とは言わせない。

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