広島・名原から六回一挙5点!持丸が走者一掃の逆転打 育成出身コンビで天敵・高橋宏を攻略 2年ぶり3カード連続勝ち越し

6回、菊池の2ランで生還し、ナインとタッチを交わす名原
6回、逆転適時二塁打を放ち、拳を握る持丸
5回、ボスラーの邪飛をキャッチする名原(撮影・北村雅宏)
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 「中日3-5広島」(24日、東京ドーム)

 広島が高橋宏を攻略し、逆転勝利を手にした。3点を追った六回の5得点は、1死からの名原典彦外野手(25)の右前打で始まり、1点差に迫ってなおも2死満塁では持丸泰輝捕手(24)が逆転の3点適時二塁打を放った。若い力を筆頭に相手エースを攻略し、チームは2年ぶりとなる3カード連続での勝ち越しを決めた。勢いに乗って、26日からのセ・パ交流戦に臨む。

 左翼席の鯉党が歓喜の声を上げた。二塁上の持丸は、誇らしそうに右拳を突き上げる。がむしゃらに、ひたむきに。思い切り振り抜いたバットで逆転勝利をもたらした。

 「絶対に打ってやろうという気持ちだった。(前打者の)大盛さんがめちゃくちゃ粘ってつないでくれたので、より集中して入ることができた」

 六回、菊池の2ランで1点差に迫り、なおも2死満塁の好機。高橋宏の内角直球を、腕をたたんで振り抜いた。一塁線を破る走者一掃の3点適時二塁打。ナインも拳を突き上げて感情を爆発させた。

 苦しい流れだった。鯉打線は右腕の前に五回まで2安打無得点に封じられていた。その中での六回に、打者9人の猛攻を仕掛け、4本の長短打に2四球を絡め5得点。導火線に火を付けたのが1番・名原だった。1死から右前打を放ち、打線に勇気を与えた働き。「必死にいきました。真っすぐをああいう形で右前に打てたのは良かった」と充実感をにじませた。

 高橋宏に対してバンテリンドームでは23年から5連敗中だった中、22年以来4年ぶりの勝ち星で、チームとしては2年ぶりとなる3カード連続の勝ち越し。新井監督は「この3連戦は、すごく素晴らしい投手ばかりだった。昨日(23日)も今日(24日)も、こういう良い試合ができることを、少しずつ自信にしていってもいい」とナインをたたえた。

 逆転打の持丸と、3戦連続マルチ安打に加えてこの日は五回1死の守備で、ファウルゾーンのフェンスに激突しながらのジャンピングキャッチも見せた名原。2人には、育成出身という共通点がある。持丸は「自分と名原さんだけでなく、2軍でやっている選手も、常に1軍に上がってやるという気持ちでずっとやっている。これからも今まで通りの気持ちを持ちながらやりたい」とチームメートの思いを代弁しながら、今後へ向けて意気込んだ。

 44試合を終え、18勝24敗2分けの5位で借金は6。26日からはセ・パ交流戦に入る。新井監督は「打つ方もサク(坂倉)が上がってきているし、モンティー(モンテロ)も良い場面で打ってくれる。森浦も、だいぶ本来の姿に戻ってきている。徐々に投手も野手も(状態を)上げてきて、少しずつかみ合っている」と、手応えを強調した。

 かみ合い始めている投打の歯車。チャンスをつかみ取った若鯉たちの台頭が、逆襲を強く予感させる。上昇気流に乗る準備は、整った。

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