広島・秋山 38歳意地のV打 新井監督打線組み替え的中!連敗止めた「点が取るのが難しい状況なので、ベテランの力を借りようかなと」
「広島2-1ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)
ベテランの意地じゃ!広島が競り勝ち、連敗を3で止めた。「5番・左翼」で出場した秋山翔吾外野手(38)が、四回に決勝の右前適時打をマーク。得点数リーグ最下位と、苦しんでいた打線の現状を打破する一打で勝利へと導いた。ポケモンとコラボして行われている3連戦の初戦で、ツバメ相手に効果バツグンな一撃を食らわせた。
集中力を研ぎ澄まし、勝負に出た。秋山の放った打球が右翼線に弾むと、場内のボルテージは一気に最高潮へと到達した。連敗中のチームを鼓舞するベテランの一振り。「何とかボールに当てるというのが本能的に出たという感じですね」と、気持ちがバットに乗り移った。
両軍無得点で迎えた四回1死一、二塁。先発・吉村に2球で追い込まれるも簡単には終わらない。「甘くなるまで根比べ」と、カウント2-2から7球目の内角スライダーに反応。詰まりながらも、今季自身初適時打となる右前適時打で先制点をもたらした。
大幅に組み替えた打線が機能した。ファビアンとモンテロが今季初のベンチスタート。坂倉が今季初の4番に座り、「6番・右翼」で今季初スタメンの野間は右犠飛を放ち、勝利に貢献した。新井監督はベテラン勢の起用について「なかなか点が取るのが難しい状況なので、ベテランの力を借りようかなと」と説明。期待通りの働きぶりに、「彼ら2人が、数少ないチャンスでしっかりといい仕事をしてくれたと思います」と、目を細めた。
完封負けを喫した19日・DeNA戦後に秋山主導で選手間ミーティングを行った。訴えたのはチーム打撃の重要性。投手との相性、前後の打者の状態、試合の流れなど、状況に応じた打撃ができているのか、選手たちに問いかけた。「そんなに生意気を言ったつもりはない。けど、順位が決まる前、今のうちに伝えたかった」と、あくまで自身の考えを押しつけはしなかったが、苦しむチームの現状を打破したいという一心で行動に出た。
お立ち台ではさすがのトーク力を披露した。この3連戦は「ポケモンベースボールフェスタ」を開催。期間中は赤いピカチュウがプリントされた特別ユニホームを着用するなど、さまざまなイベントが行われている。「相性の悪い相手もいますけど、何とか粘って最後に効果バツグンの一撃をかませるよう、みんなで頑張っていきます」と、ポケモンで使われる単語をふんだんに使いながら、場内を盛り上げた秋山。チームを引っ張るのは若い力だけではない。酸いも甘いも経験してきたベテランが起爆剤となる。
