【解説】広島期待の23歳は殻を破れるか 内田順三氏の視点「もっと脱力感を」小園の悪癖も指摘「彼の悪い時は打席で暴れるよね」

 広島は14試合を終えて6勝8敗。43得点はリーグワーストで、攻撃陣の奮起が期待される。デイリースポーツ・ウェブ評論家の内田順三氏は打率・200の佐々木泰内野手、同・125の小園海斗内野手の状態に言及。「チームが悪い状態で何とかしたい、打ちたいという思いが強くなりすぎて悪い方向にいっている」と指摘した。

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 15日の中日戦は何とか勝ったが、危ない勝ち方だったね。菊池と大盛の好守がチームを救ったが、一歩間違えば逆の展開になっていた。

 攻撃陣については、試行錯誤しながらやっているとは思うが、修正点はいろいろある。開幕から起用されている佐々木は、チームの将来を見据えて外せない選手だろう。ただ、ここまでを見ていて感じるのは、圧力がかかり過ぎてスイングが硬い。打ってやろうという思いが強いと、大きな動きになってステップ幅も広くなり、ミート力が下がる。練習ではいいけど、もっと脱力感を持たないといけないね。

 小園は去年も前半が良くなかったが、彼の調子が悪い時は打席で暴れるよね。ソフトボールでいうスラップ打法のような走り打ちとなり、軸足でしっかり振り切っていない。1試合スタメンから外れて冷静さを取り戻せたのか、15日の試合では左中間へいい安打も出ていた。あの一本はしっかり振り切っていたし、あのスイングをしていればいいものが出てくる。カープでは野村謙二郎と姿が重なる選手。去年は首位打者も取ったが、トリプルスリーも狙える実力があると思うよ。

 どこのチームにも言えることだが、日本人選手は何とかしようとして悪循環に陥ることも少なくない。そうした状態を切り裂いてくれるのは助っ人だ。勝利した15日の中日戦でもモンテロが一発を放ち、3打点と活躍していた。それとカープの良さは機動力。足の速い選手を塁に置けば、真っすぐ系が多くなり、打者にとっても狙い球が絞れる。

 まだまだ始まったばかり。歯車が噛み合っていけば、十分に上がっていけると思うよ。

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