広島・秋山 スタメン諦めない 5000万減から逆襲へ 同学年マエケンに刺激 2000安打まで168本
広島・秋山翔吾外野手(37)が27日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万減の1億3000万円プラス出来高払いでサインした。今季はけがの影響もあり、日本で自己ワーストとなる38安打にとどまった。日米通算2000安打への思いも明かし、来季の逆襲を誓った。(金額は推定)
自身の立場を理解している秋山だからこそ、厳しい言葉が口を突いた。「立場が苦しくなっているのは目に見えて分かっていること。けがをした後に(定位置を)奪い返せなかった。力不足」と今季を総括した。
カープ移籍4年目だった今季。開幕戦は「5番・中堅」でスタメン出場した。しかし、開幕3戦目の走塁中に右足関節外側靱帯を損傷。5月中旬に1軍復帰を果たすも、定位置奪取には至らず、シーズン安打数は日本で自己ワーストの38本。64試合で打率・262、1本塁打、5打点の成績に終わった。
後半戦は若手起用の方針もあり、主に代打で起用され続けた。「代打に関して言うと簡単には駆け引きしづらい。勢いだけで打っていい打席ばっかりじゃない」と対応に苦戦。「なんとなく今日、練習に気が乗らないなという日もありました」と、途中出場の難しさを痛感する1年だった。
このままでは終われない。今オフは両翼の守備力強化に注力する予定。「代打用の体作りもしない」と言い切り、「毎年、スタメンでずっと出続けたいと思って準備している」と改めて、レギュラー奪取への思いを強くした。
大記録達成へも正念場だ。日米通算2000安打まで残り168本。「進んだような感じもないですけどね、今年に関しては」と厳しい表情を崩さず。「どこかでドンといかないといけない。試合に出る機会が増えるような準備をしてやっておく」と、記録に近づくチャンスは自身の手でつかみにいく。
26日には、同じ1988年生まれで親交も深い前田健太が楽天に移籍することが発表された。「リーグが違うので、年1回対戦できるかになると思いますけど、楽しみ」と笑顔。「彼の成績が伸びれば伸びるほど、頑張らなきゃなと思う。まだまだ現役をやりたいなという一つの要因」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。
来年4月には38歳の誕生日を迎える。「どういう状況になるか分からないですけど、その時その時でいろんな感情が出てくると思う。自分をコントロールして結果につなげられるように頑張りたい」と秋山。ベテランが背水の思いで逆襲を狙う。





