広島 ドラフト2位・斉藤の心を和ませた手作りボード 記念撮影では異例の光景 チームメートが短時間で作成
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
広島がドラフト2位で亜大の最速152キロ右腕・斉藤汰直投手を指名した。指名後に会見に臨んだ右腕は2位指名への悔しさをかみしめていたが、チームメート手作りの応援ボードに笑みを浮かべた。
会見では開口一番、「まずは自分の名前が本当に呼ばれてホッとした気持ちと、どこか悔しい思いも少しあります」と本音を吐露した。同じ東都リーグの青学大・中西や明大・大川など、同世代の投手が先に名前を呼ばれたためで「やっぱり大学4年間、ドラフト1位で指名されるという目標を持って練習してきて、その結果がこのような結果になったんですけど、同級生が自分の前で呼ばれるところに悔しさを持って」と語っていた右腕の心を和ませたのが、亜大ナインが制作した手作りのボードだ。
記念撮影の際に「斉藤汰直 広島東洋カープ 2位指名おめでとう」と記され、チームメートが短時間で丁寧に作り上げた。あらかじめ用意することはできないだけに、異例のシーンになった。
「呼ばれた順番はプロ野球に入ったら関係ないと思うので、世代を代表できる投手になっていきたいと思います」と力を込めた斉藤。チームメートの思いを胸に、プロの世界へ羽ばたく。





