広島 ドラフト4位・工藤泰己「まさかカープとは」12球団で唯一面談がなかった球団 驚きも「うれしい気持ち」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
広島からドラフト4位指名を受けた工藤泰己投手(22)=北海学園大=は、12球団のうち広島だけ面談がなかっただけに、「まさかカープとはびっくりしている。うれしい気持ち」と目を丸くさせて喜んだ。
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手に憧れ、小学3年から野球を開始。北海高では1年時から捕手としてベンチ入りし、同秋から投手に転向した。北海学園大でウエートトレーニング、フォーム改善など一から4年をかけてじっくり強化したことで才能が開花。今年4月には自己最速の159キロをマークする“北の剛腕”にまで成長した。
目標は「平均球速160キロ以上、変化球も一級品、どんなボールでも相手を抑えられる唯一無二の選手になりたい」と高くかかげる。広島にはプライベートでも訪れたことはないが、「スタジアムが真っ赤でチームも熱い」とファンの熱はひしひしと感じているという。「先発で9イニング投げ切るのが理想。1年目は1軍でけがなく投げ続けたい」と工藤。道産子右腕がローテ入りを思い描いた。
◆工藤泰己(くどう・たいき)2003年9月29日、22歳。北海道札幌市出身。175センチ、88キロ。右投げ右打ち。小3から常盤ハリケーンで野球を始め、常盤中では軟式クラブチームの「T・TBC」でプレーした。北海高1年秋に捕手から投手に転向。3年春夏に甲子園出場も登板はなし。北海学園大では1年秋にデビュー。最速159キロ。球種はストレート、カーブ、スライダー、ツーシーム、カットボール。50メートル6秒5、遠投115メートル。好きなアーティストはMrs. GREEN APPLE。





