広島 心強い仲良しドミニカンコンビ 先制V打ファビアンとモンテロで全3打点「まだまだ打ちたい」
「広島3-2巨人」(27日、マツダスタジアム)
またしても広島のドミニカンコンビが躍動だ。サンドロ・ファビアン外野手とエレフリス・モンテロ内野手が、試合開始が遅れた影響を感じさせない高い集中力を発揮。決勝打を放ったファビアンは「とてもうれしい。2人でこうやって活躍してチームの勝利に貢献できているのはすごいいいこと。まだまだ打ちたいし、モンティーも同じ気持ちだと思うよ」と相棒との共闘を自慢げに振り返った。
両軍無得点の五回だ。先頭の大瀬良が右前打で出塁。中村奨が左中間への二塁打で続き、無死二、三塁。ここでファビアンが打席へ。初対戦の森田に対し、この日の2打席で「低めが多い」と分析し、目線を上げて甘い球を待っていた。その初球。浮いたフォークを左前へ。「しっかり対応できた。(二走の)奨成もナイスランだったね」と、2者が生還する先制の適時打で試合を動かした。ファビアンは相手の失策も絡み、一気に三塁まで進塁した。
1死後、モンテロも続く。「ファビが良い流れで回してくれたので、何とかファビをかえそうと思っていった」と代わった船迫の内角のシュートを自慢のパワーで左中間へ。狙い通りの中犠飛でこの回3点を奪った。
チームは3位・DeNAに1ゲーム差まで詰め寄った。「まだまだ上にいける可能性がある。最後まで戦いたい」と力を込めたファビアン。頼れる助っ人たちが、チームを押し上げていく。





