広島・羽月 プロ初4安打 しぶとさ発揮!3安打が追い込まれてからの快音 前夜は3盗塁の活躍

 「広島4-6中日」(22日、マツダスタジアム)

 好機を広げ、チームに勢いをもたらした。塁に出る度に、スタンドからは拍手喝采。広島・羽月隆太郎内野手がプロ初の4安打をマークし、大暴れの夜となった。

 まずは二回だ。1死一塁から中前に運び、その後の先制につなげてみせた。三回は2死一、二塁から右前打。続く五回は2死一塁で柳の変化球に泳がされながら、左前にしぶとく落とした。

 この時点で今季2度目の猛打賞。ただ、これだけでは終わらなかった。七回は2死一塁で遊撃への内野安打。自慢の俊足でHランプをともし、4安打の固め打ちに成功した。4安打のうち、3安打が追い込まれてからの快音。簡単にはアウトにならないしぶとさも発揮して、打線全体につながりをもたらした。

 先発出場した21日・DeNA戦ではマルチ安打に加え、自身初の1試合3盗塁を記録。シーズン16盗塁となり、23年の14盗塁を更新するキャリアハイになった。「チャンスがあれば常に走る意識はある。もっと上を目指している。まだ試合は続くので走っていきたい」と頼もしい言葉を並べていた韋駄天(いだてん)が、この日はバットで躍動した。

 ただ、チームは延長戦の末に敗戦。試合後は「勝つことが一番なので、その中で何かできることを探してやっていけたらと思います」と悔しさをにじませながら、次戦に視線を向けた。あらゆる形でチームに貢献し、夏場の反攻を支えていく。

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