広島・床田 勝利呼んだ力投7回1失点 「勝ったので。よかったっす」白星ならずも笑顔 「あと二つは最低勝ちたい」

 「DeNA1-3広島」(19日、横浜スタジアム)

 試合後の広島・床田寛樹投手はいつにも増してうれしそうだった。「粘り強く投げられたかなと思いますね。なんとか(チームが)勝てたので。良かったですねえ」。自身に勝ち星はつかなくとも「まあまあ。(チームが)勝ったので。よかったっす」と笑顔。7回7安打1失点の好投が光った。

 尻上がりの投球を見せた。二回に先頭の宮崎に二塁打を浴びるなどして先制を許したが、中盤に入ると安定感を取り戻した。「今日は結構真っすぐを投げました」。平時は140キロ前後の直球でカウントをつくり、要所では140キロ台後半の直球で勝負をかけ、2点目を与えなかった。

 六回を投げ終えた時点で球数は100球だったが、七回表の打席にも立って続投した。「僕もいかせてもらえると思ってなかった」。首脳陣からの信頼を粋に感じ、七回は112球目で、この日最速の149キロをマークするなど気合を入れて封じた。「ピンチになっていたら代わっていたと思う。任せてもらえて、踏ん張れたのは自分で成長を感じましたね」と充実感を漂わせた。

 前回登板から投げ始めた新球・ナックルカーブは3球しかサインが出ず、「僕は投げたかったんですけど、サイン出してくれなかったので。しゃーないです」と苦笑い。これで3年連続の規定投球回にも到達した。「あと二つは最低勝ちたい」と語る左腕のフル回転が上位再進出の鍵となる。

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