広島・小園 気迫の逆転V撃 円陣に奮起!高プロ初星アシスト「いい球を投げていたし、 絶対に点を取ろう」
「広島3-1中日」(1日、マツダスタジアム)
打球は鯉党の「行け~!」という歓声とともに逆方向へグングン伸びていった。アメフトのランニングバック(RB)のように広島・小園海斗内野手が腕を振りまくって遮二無二走る。値千金の逆転2点適時二塁打を放ち、二塁ベース上では胸部に大きくプリントされた背番号「5」が輝いた。
後輩の頑張りに報いた。0-1で迎えた六回、6回1失点にまとめた初先発・高に代打が送られた後の2死一、二塁で打席を迎えた。イニング突入前の円陣では藤井ヘッドが「(高に)勝ちつけなあかんな」とナインにハッパをかけていた。小園自身も「いい球を投げていたし、絶対に点を取ろう」と気合を入れ、バットで結果を示した。
チームは7月を4勝16敗3分けの勝率・200で終えた。主軸の1人として「何しているの?」ともどかしさを抱えてプレーしていた。自らは首位打者を競うほどの打率を維持しながらも勝利に結びつかない-。そんな苦しく悔しい時期を超えての8月戦線白星発進に「8月はいっぱい勝って。まだ上位に食い込めると思うので、諦めずにやりたい」と決意を新たにした。
この日はアメフト風の限定ユニホームで初めて試合を行ったが、「特に何もないです。ユニホームでどうこうは変わらない」とキッパリ。逆襲へ、脇目も振らず突っ走る。





