広島・森下 7回2失点も12球団ワースト9敗目 自身4連敗も全て3失点以下「なかなか勝てる試合を見せられていない」

 「中日2-1広島」(11日、バンテリンドーム)

 振り向きざまに、広島・森下暢仁投手は打球の行方を目で追った。しかし無情にも白球は三遊間を破っていく。青い人波が揺れる敵地。右腕の表情は懸命に悔しさを押し殺しているように見えた。7回8安打2失点。粘りの投球はこの日も実らず、12球団ワーストの9敗目を喫した。

 三回まで無安打投球。五回は先頭・ボスラーに甘く入った初球を右翼スタンドに運ばれ先制を許した。六回は2死一、三塁でボスラーを空振り三振。最少失点で踏ん張っていたが、七回につかまった。安打と四球などで2死満塁のピンチを招き、代打・板山に初球を左前に運ばれた。

 味方の援護を待って必死に腕を振るも、6月13日以来の白星には届かず自身4連敗。「たくさんファンの人が見に来てくれていますし、なかなか勝てる試合を見せられていない」と、もどかしい現状を受け止めた。それでも、新井監督は「よく粘って投げていたと思う。ナイスピッチングだった」と奮闘をたたえた。

 直近4試合の登板は黒星が並ぶも、全て3失点以下と決して大崩れしているわけではない。結果は必ず好転すると信じ、我慢強く戦っていく。

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