広島 打順組み替えに新井監督「いろいろ考えて」末包をプロ初の1番起用も35イニング得点なし

 「巨人0-0広島」(5日、東京ドーム)

 広島は今季4度目の引き分けに持ち込んだが、3試合連続無得点。これで2日・ヤクルト戦の四回から35イニング連続無得点と、深刻な得点力不足に陥っている。

 この日は長打力のある末包をプロ入り初の1番に据え、小園を今季初めて4番起用。だが末包は4打数無安打2三振、1四球と快音を響かせることはできなかった。先発・玉村は6回3安打無失点と好投。後を受けたリリーフ陣も奮闘したが、首位・阪神とのゲーム差は6・5に広がった。試合後の新井貴浩監督(48)の談話は以下の通り。

 -投手陣が最後まで無失点に抑えた。

 「ナイスピッチングでした。タマ(玉村)も良かったし、後から行ったピッチャーもよく頑張って、ゼロで帰ってきてくれたと思います」

 -打順を組み替えた。

 「そうやね。いろいろ考えてスエ(末包)を1番で(中村)奨成が2番にいる方が作戦の幅が広がるので、スエもウチのメンバーの中では出塁率が高い方なので。そういうところを加味して1番に置きました」

 -三回はその1、2番でヒットエンドランを仕掛けたが…。

 「チェンジアップを奨成が空振りしたけど、得点がなかなかできない中で、こちら側がリスクを覚悟して何か動かしていかないと。“打ち待ち”でも厳しいと思うので。そういう幅が広がるので、奨成を2番に置きました」

 -その中でビジターで引き分けに持ち込んだ。

 「よく投手陣みんなゼロで帰ってきたと思います。今日もたくさん球場にはカープファンの方に応援していただいたので、なんとか勝ちを見せてあげたかったですけど、そこは明日頑張りたいと思います」

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