イケオジが熟練の投球見せた! 広島・大瀬良5・14巨人戦以来49日ぶり3勝目「一試合ずつ信頼を勝ち取れるように」

 「広島2-1ヤクルト」(2日、マツダスタジアム)

 蒸し暑さが支配するグラウンドで34歳の“イケオジ”が爽やかに黒髪をかき上げた。先発の広島・大瀬良大地投手がイケイケではなく熟練の投球で約1カ月半ぶりの白星となる3勝目。試合後のベンチ裏では「もちろんうれしいですけど、個人的にはまだ1つ借金がある、また今日から一試合ずつ信頼を勝ち取れるように頑張りたいと思います」と喜びながらも表情を引き締めた。

 修正力が光った。初回は先頭・並木にいきなり先頭打者アーチを被弾した。抜け球となったスライダーを捉えられ、「スライダーを3つ投げて3つとも抜けちゃって。3球も見逃してはくれないですね」と苦笑い。そこからは抜けていたスライダーをあえて指に強めに引っかけて投げていき、徐々に感覚を取り戻していった。

 この日の最速は144キロで「真っすぐの出力が出てなかった」。そこでカットボール主体の投球を捕手・坂倉と組み立てていき、三回以降は盤石の投球を披露。三回から六回までは安打すら許さず、5月14日・巨人戦(マツダ)以来、6登板ぶりの勝利となった。

 登板2日前の投手指名練習では胸に大きく『イケオジですがなにか?』とプリントされたTシャツを着て練習していた。この日は湿度70%超えのジメジメ気候も汗を拭う姿をどこかすがすがしい。円熟味増す投球スタイルも合わさり、右腕からは“イケオジ”の風格が漂う。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス