広島・森下 今季最短5回3失点降板 リズム悪く109球三者凡退一度もなし 新井監督「調子良くなかったね」

 「中日3-2広島」(27日、バンテリンドーム)

 険しい表情を崩すことなく、広島・森下暢仁投手はベンチでゲームセットの瞬間を見つめた。今季最短の5回で降板し、8安打3失点(自責点2)で7敗目。三者凡退は一度もなく「毎イニング、球数が多かった。野手がリズムをつくってくれていたけど、それを守れなかった」と黒星の責任を背負った。

 初回いきなり連打で無死一、三塁とされ、岡林の二ゴロの間に先制点を献上。そして味方が1点を勝ち越した直後の三回は、2死走者なしから暗転した。

 二塁打と四球で一、二塁のピンチを招くと、ボスラーには二塁への内野安打。中前に抜けそうな打球に菊池が懸命に追い付くも、二塁ベースに入った矢野への送球が乱れてアウトを奪えなかった(記録は菊池の失策)。その間に二走・岡林が生還して同点。なおも一、二塁で佐藤に右前適時打を浴びた。

 109球を投げて空振りは6球のみ。三振も1個しか奪えず、4四球も苦心の投球を物語った。新井監督は「調子は良くなかったね。少しずつ真ん中に集まっていたかなと。けっこう捉えられたヒットも多かった」と振り返り、次戦での修正に期待を寄せた。

 これで自身2連敗。森下は「ずっとランナーを出して、カウントを悪くしていたので。そこを次は(意識して)やれたらなと思います」と修正点を挙げた。次なるマウンドこそ白星をつかみ、自らの潮目を変えていく。

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