広島・玉村 父と妹が見守る中で北陸凱旋星 福井出身!富山で快投2勝目 課題はより鮮明に

 今季2勝目を挙げた玉村(撮影・伊藤笙子)
 ラッキー7の攻撃を前に応援歌を歌うカープファン(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人1-2広島」(27日、富山市民球場アルペンスタジアム)

 悔しげに首をかしげながらマウンドを降りた左腕が2勝目をつかんだ。先発・玉村が5回0/3を4安打1失点。球数は61球ながら、六回の先頭打者に安打を許したところで交代を告げられ、「あそこで先頭を斬っていたらもっと投げられたので。もっと力をつけないといけない」と勝って反省した。

 序盤の3イニングは完全投球。2点を先制してもらった直後の四回は2死二塁からキャベッジに中前への適時打を浴びるも最少失点で食いとどめ、調子自体は「そこまで悪くなく、普通だった」と振り返る。

 そのまま2-1で迎えた六回のマウンドにも上がったが、先頭・増田陸に中前打を食らったところで降板。新井監督は「先頭を出したら代えると決めていた」と明かした。左腕は前回登板の18日・阪神戦で六回に2失点し、逆転を許していた。3巡目の打者を封じていくことが今後、勝利を積み重ねるための鍵になる。

 福井県越前市出身で北陸地方での登板はプロ入り後初。この日は父と妹がスタンドで応援する中で腕を振り、勝利を手にした。富山から広島への帰り道で地元・福井も通ることになるが、「(広島に)帰って練習なので。そこまで実家に帰りたいとは思わないです」と笑った。課題がより鮮明になった凱旋登板。広島へ“直帰”して、さらなるレベルアップに励む。

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