福井出身の広島・玉村 27日“凱旋”星だ 巨人戦に今季初先発「見に来てくれる人多い」感謝の思いを球に込めて

 広島・玉村昇悟投手(24)が26日、準地元で恩返しの好投を披露すると誓った。27日・巨人戦(富山)に先発する左腕は福井県越前市出身。「(福井から)近いので、見に来てくれる人は多いと思う。いい姿を見せられたら」と北陸凱旋(がいせん)を心待ちにした。

 福井・丹生高出身。高校時代に富山で試合をした経験はないという。「親は(現地で観戦するかは)まだ決まっていない。高校の監督は多分、来てくれると思う」と明かす。同校の春木監督は今も登板した試合を映像でチェックする。「毎回連絡をくれるので、ありがたいです」と感謝の思いをマウンドで体現する。

 巨人戦は今季初先発。「いろんな人が毎日打っているイメージがある。回の先頭を抑えていけたら」と流れの寸断をテーマに掲げた。前回18日・阪神戦は5回1/3を6安打2失点(自責点1)。「結果球が甘くなり、球種が偏っていた。もう少し余裕を持って(球種の選択肢を)広げていけたら」と的を絞らせない投球を誓う。

 当初は中6日で25日・DeNA戦に先発予定だった。だが24日の同戦が雨天中止となり、25日は床田がスライドで先発した。富山での先発が決まった際、新井監督は「これも何かの巡り合わせなんじゃないかな」とほほ笑んでいた。この日はマツダスタジアムで汗を流し「初回から、いいパフォーマンスができるように」と表情を引き締めた玉村。寄せられる期待に白星で応える。

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