広島・秋山 奮闘のマルチ安打 修正力で3戦ぶりH「練習でも試行錯誤しながらやっていた」

 「広島1-2DeNA」(23日、マツダスタジアム)

 ベテランがバットで意地を見せた。他の選手が苦戦する中、広島・秋山翔吾外野手(37)がジャクソンから2安打をマーク。「目付けやタイミングとかメカニック的なところを、結構モヤモヤしながら練習でも試行錯誤しながらやっていた」とさすがの修正力を示し、出場3試合ぶりの安打を放った。

 巧みなバットコントロールは健在だ。1点を追った四回。そこまで打線が無安打に抑え込まれていた中、カウント0-2から内角低めの変化球を中前へ。見送ればボールの難しいコースをヒットゾーンへ運び「技術どうこうよりも、簡単には終われないってのがヒットになっただけかなと思います」と淡々と振り返った。

 六回2死からは153キロ直球を左翼線に運び、一気に二塁へ。得点にはつながらなかったが、1番打者としては申し分ない働きぶりで、存在感を放った。

 16日・阪神戦(甲子園)で今季初の猛打賞を記録するも、その後2試合はスタメン落ち。直近の2試合は1番に座るも、計9打数無安打に終わっていた。外野争いは熾烈(しれつ)。野間や中村奨、ドラフト1位・佐々木(青学大)も外野を守るプランがある。「打席を無駄にすることなく、失敗を生かせられるように、を繰り返しやっていきたい。試合に出るように、信頼が得られるように、コンディションを整えて結果を残したい」。高い技術で赤ヘル打線に火を付ける。

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