広島・ドラ2佐藤柳 反省3回1失点 初回1死からストレート四球「次は絶対、直していきたい」
「オープン戦、楽天1-1広島」(1日、倉敷マスカットスタジアム)
浮き彫りになった課題を受け止めた。オープン戦初登板先発の広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(富士大)は3回2安打1失点。「今日のような投球をしていたら、開幕ローテには入れない」と危機感を募らせた。
初回1死から小深田にストレートの四球を与え、二盗を許した。辰己は空振り三振に斬ったが、2死二塁から浅村に左前適時打を浴びて、実戦初失点となる先制点を献上。前回2月19日の練習試合・ロッテ戦でも初回2死から安打と四球、暴投もあってピンチを招いていた。だからこそ「2回、同じことを繰り返しているとダメだと思う。次は絶対、直していきたい」と修正を誓った。
それでも二回以降は立ち直った。登板前日、抑えることに意気込んでいた宗山との対戦は二回1死。三邪飛に仕留め、左腕に軍配が上がった。「1打席だったので何とも言えないけど、塁に出すと厄介な打者。抑えることができて良かった」とプラスに捉えた。
三回2死では辰己から再び空振り三振を奪うなど、収穫もあった47球。次戦こそ“初回の壁”を乗り越えて快投を示す。




