広島・鈴木 昨季韓国リーグMVPの逸材斬り! 緩急ビシッ投でお見事2回完全「理想通り」
「練習試合、広島10-3韓国・KIA」(22日、コザしんきんスタジアム)
韓国の逸材斬りじゃ!昨年12月の現役ドラフトで日本ハムから移籍した鈴木健矢投手(27)が2番手で登板し、2回無安打無失点の好投を見せた。昨季韓国リーグMVPの相手主砲・金倒永(キム・ドヨン)を封じ、新井監督も高評価した。
持ち味の緩急がさえ渡った。2イニング目となった五回1死で迎えた金との対戦。初球を緩いスライダーで入ると、2球目は直球でストライクを奪い、3球目の125キロ直球で詰まらせて三ゴロに仕留めた。「小園が『あの選手エグいっす』と言っていて。予備知識はあったけど、投げる時はそこはシャットダウンして自分の球を投げようと思っていた」と振り返り、汗を拭った。
金は21歳の右の強打者で、昨年は韓国リーグで打率・347、38本塁打、40盗塁。同リーグで史上最年少となるトリプルスリーを達成し、プレミア12では韓国代表に選出されてメジャーからも注目される存在。そんな打者を手玉に取り、新井監督は「相手にスイングをさせていない。向こうの3番バッター(金)は一番いいバッターだと思うけど、きっちり詰まらせたナイスピッチングだった」と評価した。
「今日は理想通りだったと思う」と鈴木。先発か中継ぎの役割はまだ決まっていない。どの役割でも対応するべく、深めた自信を胸にアピールを続けていく。





