広島・栗林 収穫20球 術後初の実戦形式3安打2奪三振 「肘の負担が減る」新フォーム手応え

 「広島春季キャンプ」(20日、沖縄)

 コイの守護神がマウンドに帰ってきた。昨年10月に右肘の骨棘(こっきょく)切除の手術を受けた広島・栗林良吏投手(28)が術後初の実戦形式となるシート打撃に登板。打者8人に対して20球を投じ、3安打、2奪三振。「変化球はある程度良かった。あとは真っすぐだけもっと強く、相手の打者が嫌がるようになればいい」と収穫と課題を口にした。

 いきなり仲田、佐藤啓に安打を浴びるも、続く中村健を見逃し三振。清水からも変化球で空振り三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げた。最速143キロだった直球については「全然だった」と振り返るも、「調整段階として、まだまだ。(ここから)真っすぐにこだわってやればいいのかなとは思ってます」と今後の方向性が明確になった。

 新しい投球フォームについても手応えをにじませた。これまでは左足を上げ、一度止めてから投げていたが、足を止めないスムーズなフォームに改良中。「一番は肘の負担が減るように。フォームがもっと自分のものになれば、真っすぐも強くなってフォークももっと落ちてくる」と新しい姿を追い求めていく。

 完全復活へ、また一歩近づいた右腕。「ここからどんどん打者と勝負できる機会が多くなってくる。結果を出したいっていう気持ちも強いので、しっかり練習して悔いのないようにやりたいなと思います」。万全の状態で開幕を迎えるため、ベストを尽くしていく。

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