広島・大瀬良が6回無失点の好投 今季最多108球の熱投で要所を締める 2勝目の権利を手に降板

 6回、岸田の一ゴロにマウンドを駆け降り、ベースカバーに入る大瀬良(撮影・市尻達拡)
 先発し力投する大瀬良(撮影・市尻達拡)
 5回2死満塁で岡本和は左飛に倒れる(撮影・市尻達拡)
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 「広島-巨人」(17日、マツダスタジアム)

 広島の大瀬良大地投手(32)が6回5安打無失点の粘投。三者凡退は一度もない苦しい投球だったが、今季2勝目の権利を手にしてマウンドを降りた。

 初回先頭の丸に右前打を浴びるも、後続を断つ。四回1死からは坂本に二塁打を許すも、萩尾をカットボールで空振り三振。小林は遊飛に打ち取り、要所を締めた。

 最大のピンチは五回。四球と自らの失策で無死一、二塁。ここからギアを上げた。丸を捕ゴロ、佐々木を中飛に打ち取る。吉川は矢野の失策で2死満塁とするも、岡本を左飛に打ち取り、力強く右拳を握った。

 六回の2死一、三塁では代打・岸田を一ゴロ。前回登板の8日・阪神戦の106球を超える今季最多108球の熱投だった。

 16日には「自分のピッチングをして『こういうところでも結果を残していけるんだな』と思ってもらえるように」と意気込んでいた大瀬良。巧みな投球術で試合をつくってみせた。

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