広島・新井監督 打率リーグ2位・野間の働きぶりを称賛「なかなかいないですよ、ああいう選手」
「広島(降雨中止)阪神」(29日、マツダスタジアム)
広島・新井貴浩監督(47)が雨天中止をプラスに捉えた。チームは前日29日の中日戦(バンテリン)で延長十二回を戦って引き分け。「選手には、いい休養、いい調整の時間にしてもらいたい」と語った。30日の同戦は床田が先発する
阪神とは甲子園での前回対戦で2勝1敗と勝ち越し。だが昨季の日本一チームの状態は上向きで、手ごわい相手となりそうだ。その中でのキーマンは打撃好調の野間。現在、打率はリーグ2位の・307で得点圏打率は同トップの・500をマークしている。
新井監督は野間の打撃に「出塁もできるし、つなぐこともできて、得点圏でもすごくいい仕事をしてくれる。球数を投げさせることもできるし。なかなかいないですよ、ああいう選手」と、春先の働きぶりを称賛した。
野間自身は「一打でも多くチームの勝利に貢献できるように、しっかり努力したい」と闘志を燃やした。30日の相手先発は昨季のCSファイナルSを含めて4連敗中の村上。上位打線を担う好調な男が、難敵攻略の突破口を切り開く。