広島・大瀬良 「プラン通り。順調にきている」手術後3度目のキャッチボール にじむ充実感
広島の大瀬良大地投手(32)が17日、廿日市市の大野練習場で、10月の右肘クリーニング手術後3度目となるキャッチボールを行った。20メートルの距離で山なりの球を30球。回復は順調で充実感をにじませた。
雪が舞い、気温が低くても予定通りメニューをこなした。「遅すぎることもなく早過ぎることなく、プラン通り。順調にきている」。力は入れられないが、指先や体の使い方を思い出すかのように丁寧に腕を振った。
新井監督からは「僕の性格を知った上でキャンプ初日からブルペンに入ろうなんて思わなくていい、とくぎを刺されている」。焦りが最大の敵。1月中のブルペン再開は現時点で未定だが、復帰へと着実に前進している事実に表情は明るい。
右肘痛に悩まされた今季。それでも最終登板となった阪神とのCSファイナルS第2戦では、7回3安打1失点(自責点0)と力投した。直球は常時140キロ台後半を計測し、躍動感があった。
「元々、体が元気なら勝負ができると思っている。肘をしっかり治して、あのパフォーマンスを継続できるように準備したい」と大瀬良。下半身の強化やランニングなども再開している。まだ32歳。来季も投手陣の中心として先頭に立ち、チームをけん引していく。





