広島ドラ1・常広 マツダマウンドに好感 ボールパークの雰囲気にも笑顔「硬いマウンドの方が好き」

 マウンドの感触を確かめる常広(撮影・田中太一)
 球場を見学し、笑顔を見せる常広(中央)ら新人(撮影・田中太一)
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 広島の育成契約を含む新人8選手が14日、施設見学でマツダスタジアムを訪れた。初めて同球場を訪れたドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=は硬さのあるマウンドに好感触。ドーム球場より屋外球場が好きだと明かし、本拠地で腕を振る“イメトレ”を完了させた。

 これから主戦場となる舞台に初めて足を踏み入れると、自然と胸が高鳴った。常広はマツダスタジアムのマウンドに立ち、シャドーピッチングを披露。「実際に来てみたら、少しずつ(ここで投げる)イメージができるようになった。ワクワクしました」と声を弾ませた。

 大学時代に慣れ親しんだ神宮球場のマウンドと比較し「マツダスタジアムの方が、少し粘土質なのかなと感じた。硬さの種類が違うというか、ちょっと神宮の方が乾いている印象がある」と話した。

 常広自身「硬いマウンドの方が好き。(地面からの)反発が強い方がスピードは上がる」とうなずく。ドーム球場よりも開放的な屋外球場が好みで「外の方が気持ち良く投げられる。(マツダは)左翼側と右翼側で座席の感じが違っていたり、いい意味で日本っぽくない球場という印象」とボールパークの雰囲気に笑顔。“イメトレ”はバッチリだ。

 13日には新入団会見を終え「(他の選手と)コミュニケーションは取れている」と同期入団の仲間と親交を深めた。シーズンに入れば球場は真っ赤に染まり、自分たちの背中を押してくれる。「赤一色で、とても楽しみな気分。ピンチの時に自分の良さが出てくると思うので、ピンチの時の投球を見てほしい」と常広。1年目から、本拠地を沸かせてみせる。

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