広島・斉藤優汰 ピンチで侍・佐藤輝K斬りガッツポーズ 2回0封MAX152キロ 飛躍の予感「いい経験」
「侍ジャパン練習試合、日本代表6-3広島東洋カープ」(12日、SOKKENスタジアム)
広島の斉藤優汰投手(19)が12日、野球日本代表「侍ジャパン」との練習試合(宮崎)に2番手で登板し、2回無安打無失点に抑えた。ドラフト1位で入団した1年目の右腕は最速152キロをマークするなど自慢の直球を投げ込み、この1年の成長をアピールした。
投げ込んだ37球が飛躍の予感を抱かせた。選ばれし侍戦士たちをねじ伏せ、自らの成長を証明した。四回から登板した斉藤が2回無安打無失点。最速152キロで堂々の“侍斬り”を果たし「全体的に真っすぐの感覚、まとまりは良かった。うれしい」と笑った。
「自分の真っすぐが、どれだけ1軍レベルの打者に通用するかを見てみたかった」。1イニング目は全球直球で腕試しに挑んだ。先頭・森下への初球に150キロ。4球目で二邪飛に打ち取った。
続く牧への初球はこの日の最速152キロを計測。最後は150キロで中飛に仕留めた。さらにチームの先輩・小園も左飛。「少し芯で捉えられたりしたが、良かった」と手応えをつかんだ。五回は四死球で2死一、二塁とされるも佐藤輝をフォークで空振り三振。グラブをたたき、ガッツポーズを繰り出した。
苫小牧中央の2年先輩・根本が相手の3番手で登板。「ジャパンに選ばれている根本さんを見ると自分も頑張らなきゃと思う。(試合前に)頑張れよと言われ、楽になれた」と感謝した。
新井監督も「自信になったんじゃないですかね」とニッコリ。1軍レベルを肌で感じた斉藤は「振りが強いし、高め(つり球)も見逃してくる。そういう打者たちと対戦していかないといけないので、いい経験になった」とうなずいた。この財産を、今後への推進力に変えていく。





