広島・末包 再び「チャンピオン」マツダに響かせる! 9月末から登場曲 新井監督も期待大「彼はもう、お祭り男なんで」
広島の末包昇大外野手(27)が17日、18日に開幕する「2023 JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルS」で日本シリーズ切符を手にして、再び登場曲であるアリスの「チャンピオン」を本拠地に響かせることを誓った。9月末から使い始めた昭和の名曲。勇気をもらい打席に立つ意気込みだ。
アリスの「チャンピオン」を新井監督の提案で、9月30日阪神戦から登場曲として使い始めた末包。その試合で八回に勝ち越しのソロを放った。16日に谷村新司さんの死去が分かったばかり。突然の訃報に「びっくりしました」と心境を吐露した。
歌い出しの歌詞「つかみかけた~♪」が、自身の心境などと重なり耳にすると気持ちが入る。それだけに「小さいご縁ですけど、また(マツダスタジアムで)流せればと思います」と力を込めた。
初戦に予告先発する村上は、東洋大の2学年後輩で寮の部屋が一緒になったこともある。「手ごわいのであまり対戦したくないけど、限られた試合で対戦できるのはうれしい」。対峙(たいじ)すれば今季初めて。先輩としての意地を見せつける構えだ。
新井監督は、DeNAと戦ったCSファーストSのキーマンに末包を挙げていた。長距離砲は第2戦では代打で左越えソロ。見事に期待に応えてみせた。
「結構、つかんでいるみたい。彼はもう、お祭り男なんで」と指揮官。最終決戦でも勝利に導く一打を期待した。
末包は「早いカウントから打っていくのは変わらない」と攻めの姿勢を強調した。積極的な打撃で村上を攻略してみせる。





