「広島東洋カープ５－６阪神タイガース」（１日、マツダスタジアム）

　広島は引き分け以上で２位が確定する一戦。３点を追った九回に２点を返したが、あと一歩及ばず敗戦。自力２位の可能性が消滅した。

　レギュラーシーズン最終戦を終えた挨拶に立った新井監督は「今シーズン、たくさんのご声援を頂き、ありがとうございました。開幕前の私たちのチームに対する評価は決して高いものではありませんでした。その悔しさをバネに選手全員が頑張り、ＣＳに進出することができました。私たちのチームは戦いながら強くなっていきます。ＣＳでもレギュラーシーズン同様、全員野球で戦っていきます。一日でも長く皆様に野球をお見せできるよう、楽しんで頂けるように精いっぱい頑張ります」と力強く話すと、満員のスタンドからは惜しみない拍手が送られた。

　それでも最後に新井監督は「正直に言いますと、今日の負けはめちゃくちゃ悔しいです」と語気を強め、続けて「この悔しい気持ちを持って、ＣＳを戦ってきます」と締めた。

　この日、中日に勝ったＤｅＮＡと広島は同率２位で並んだ。ＤｅＮＡは４日に巨人戦を残しており、ＤｅＮＡが引き分けるか負けで広島の２位、ＤｅＮＡが勝つと広島の３位が確定する。

　新井監督のあいさつ全文は次の通り。

　「今シーズンもたくさんのご声援ありがとうございました。

　開幕前の私たちのチームに対する評価は決して高いものではありませんでした。その悔しさをバネにし、見とけよとみんなが、選手全員が頑張ってくれたおかげでＣＳに進出することができました。

　このメンバーには初めてＣＳを経験する選手もたくさんいます。この経験は彼らをまた大きく成長させてくれると思います。私たちのチームは戦いながら強くなっていきます。ＣＳでもレギュラーシーズン同様、全員野球で戦っていきたいと思います。

　１日でも長く、みなさまに野球をお見せできるよう、楽しんでいただけるよう、選手とともに精いっぱい頑張っていきたいと思います。

　正直に言いまして、きょうの負けはめちゃくちゃ悔しいです。この悔しい気持ちを持って全員でＣＳ戦っていきます。ありがとうございました」