カープ森下“白星締め”で2年連続2桁星へ 今季初の中5日で29日の中日戦先発濃厚
広島・森下暢仁投手(26)が27日、2年連続3度目の2桁勝利へ意欲を示した。29日・中日戦(マツダ)での先発が見込まれ、同戦がレギュラーシーズン最終登板となる。目指すのはチームの2位死守。負けられない戦いで好投を演じ、節目の白星をつかみ取る。
持てる全てを出し切れば、結果は必ず付いてくる。午前中のマツダスタジアム。森下はリラックスした表情で汗を流した。2日後に迫った先発マウンドには、今季初の中5日で臨む。2年連続の2桁勝利まで、あと1勝。「とにかくゲームをつくって、自分の力を出せたらなと思う」とチームの勝利を最優先に腕を振る。
前回23日・巨人戦は6回7安打3失点で白星。ただ三者凡退のイニングは一度だけ、先頭打者を四球で2度出塁させるなど苦しい投球になった。「ゼロで抑えるのが一番なので、ランナーを出さないように心がけたい」と主導権を相手に渡さない投球を誓った。
中日戦の前回登板は今月2日で9回1失点の完投勝利を挙げた。「立ち上がりから、しっかりゲームをつくっていけたら」と表情を引き締めた。チームは5年ぶりのAクラスをすでに確定。本拠地でのCSファーストS開催に向けて、2位死守を目指して残り3試合を戦う。
2020年がプロ1年目だった森下にとって、ポストシーズンは初の経験になる。「(CSに)出られるのは楽しみ。(シーズンの)最後、結果を残して終われたら」。“白星締め”で次なるステージへの弾みをつける。





