広島・上本 目指す最短再昇格 つかみかけているレギュラー手放したくない! 左太もも回復順調、22日練習再開

 左太もも裏の筋損傷で離脱している広島の上本崇司内野手(32)が21日、最短10日での1軍再昇格に意欲を示した。この日、荷物整理のために訪れたマツダスタジアムで語った。17日の阪神戦の走塁中に患部を痛め、18日に出場選手登録を抹消されたが、回復は順調に進んでおり、22日から大野練習場で練習を再開する。

 上本は前だけを見ていた。離脱の原因となった左太もも裏の筋損傷の回復は順調そのものだ。「走れますよ」。そう言って、その場で軽く足踏みをしてみせたほど状態は改善している。

 17日の阪神戦で、三塁を狙った走塁中に患部を痛めた。自身はテーピングをしてでも出場を直訴したが、新井監督からストップがかかった。翌18日に出場選手登録を抹消され、治療に専念してきた。

 「多少の違和感がありますけど(大丈夫)。最短で戻りたい」

 強い危機感がある。昨季は自己最多の94試合に出場。安定して1軍戦に出場したのは10年目の昨季が初めてだった。今季は故障するまで79試合に出場。スタメンは62試合を数え、4番も任された。チームに欠かせない存在として勝利に貢献してきた。

 それでも「試合に出られなかった時期が多かった。僕の代わりはたくさんいる」。つかみかけているレギュラーの座。手放したくない気持ちは強い。

 幸いにもケガの程度は深刻ではなかった。22日からは大野練習場でランニングを再開する予定だ。最短での出場選手登録は28日から可能で、29日・巨人戦からの1軍再昇格を目指す。

 「(病院での)再検査も必要ないと。それくらい軽症です」。再び1軍に戻り、存在感を示すための第一歩を踏み出す。

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