広島・床田 1年前の右足首骨折の悪夢払拭だ 3日・DeNA戦で「10勝の壁」超える 自身初2桁勝利あと1

 3日のDeNA戦に登板予定の床田
 一塁に向かう途中で転倒する床田=2022年8月3日
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 広島の床田寛樹投手(28)が7月31日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、自身初の2桁勝利へ意気込んだ。3日のDeNA戦での先発が濃厚な左腕は、昨年8月3日のDeNA戦(横浜)で先発し右足首を骨折。そのままシーズンを終えた。今季は10勝目をつかみ、1年前の苦い記憶を払拭する。

 不思議な巡り合わせだ。床田は「ちょっと思ってましたけど。ケガをした日で、DeNA戦で」と感慨に浸った。登板が濃厚な3日は、球場こそ異なるものの昨季と同じDeNA戦。苦い記憶を振り払う舞台が整った。

 ちょうど1年前、横浜で大けがを負った。五回の打席で走塁途中につまずいて転倒。負傷交代して、「右足関節(そくかんせつ)骨折」と診断された。同戦までに8勝して先発陣を支えてきた左腕が、その後戦列に戻って来ることはなかった。

DeNA戦好成績

 今季のDeNA戦は5試合で3勝0敗、防御率1・85と好成績を残している。前回登板した7月27日・ヤクルト戦では、左手人さし指のけいれんで八回途中で降板したが、今回登板には影響はない。「回の先頭しっかり取れるようにしたい」と気持ちを入れた。

 7年目で自身初の2桁10勝に王手をかけて上がる大事なマウンドでもある。「10勝の壁みたいなのもあるらしい。10勝にいったら、(その後)スムーズにいけるらしいけど、9勝で終わったりするとちょっと何かあると。次の登板で決められたら」。壁を超える、強い思いで臨む。

 バットでも今季は打率・222とチームに貢献してきた。それでも「五回に打席が回ってきたら気を付けたい」とニヤリ。自身にとっても、上位を堅持するチームのためにも、勝利で終えてみせる。

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