10連勝の広島 レジェンドOBも驚く新井采配 九回に前日危険球退場の栗林をマウンドへ「今日は投げささないかと思ったら…」

 「広島東洋カープ4-1東京ヤクルトスワローズ」(27日、マツダスタジアム)

 広島が競り勝ち、4年ぶりの10連勝。貯金14とした。

 3点リードの九回、本拠地がどよめいた。新井監督がマウンドに送ったのは前日、七回に登板し、青木への頭部死球で危険球退場した栗林だった。

 これには中継の解説を務めた広島のレジェンドOB・山本浩二氏は「ねえ、今日は投げささないかと思ったら…」と、新井監督の采配に驚きを隠せず。同じくOB・野村謙二郎氏は「間隔をあけてあげたいというのもあると思うが、後ろのふたりのピッチャー(矢崎、島内)も連投している。次の阪神戦もあるので栗林を持ってきたのではないか」と語った。

 右腕は危なげなく三者凡退。わずか8球で3つのアウトを奪い、9セーブ目を挙げた。

 マツダでのヤクルト戦は今季9戦全勝。選手を信じる新井監督の采配、起用もうまくはまり、貯金も4年ぶり14となった。

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