広島・秋山 喜び控えめもファン爆笑「ただの内野ゴロです…」菊池も援護「ウナギイヌと頑張ります」
「広島3-2DeNA」(27日、マツダスタジアム)
広島が会心の逆転勝ち。3連勝で貯金4とした。
ベテランがしぶとさを発揮した。0-1の初回は1死三塁で、秋山が高くはずむ二ゴロを放ち、同点。1点を追う六回の攻撃でも野間が中前打を放つと、秋山が15打席ぶりの安打となる右前打を放ち好機を広げた。2死一、二塁となり、坂倉の右前適時打で再び追いついた。
さらに八回は1死三塁から、秋山が勝ち越しの中犠飛。6月は打率・164と不調に苦しむなかで、執念で決勝点をたたき出した。
試合後、秋山は神妙な表情を浮かべ、喜びは控えめ。ただ、ファンの爆笑を誘うヒーローインタビューとなった。秋山は15打席ぶりの安打に「僕より安堵しているファンの方がいたら…すみませんでした」と長く続いた不調を謝罪。初回、同点に追いつく二ゴロについて問われると「ただの内野ゴロです…」と微妙な表情で答え、逆に場内から笑いが起こった。
同じく2安打で勝利に貢献した菊池も並んでお立ち台に立つと、「ヒーローインタビューにおこぼれでいる。何と喋ろうかと思ったんですが、秋山選手に一本出て良かったです」と笑顔。「ふたりして状態の悪い時期が長かった。なかなかうまくいかないこともあるが、何とか波に乗りたい。おじさんふたり、ウナギイヌと頑張りたいと思います」と、爆笑締めとなった。




