カープ森「どんどん全力」今季初先発初勝利 招待の両親ら親族前に晴れ姿 「自分のボールが戻ってきた」
「広島3-2巨人」(25日、マツダスタジアム)
2年目左腕の広島・森翔平投手がMAX149キロと、力強さを増した直球を武器に巨人打線に向かって行き、5回2失点。リリーフ陣の助けを借りながら今季初先発初勝利を挙げた。
「どんどん全力で、初回からどの球種でもいこうと思っていたのでその通りに出来たのかなと思います」
昨季は即戦力を期待されたが1勝止まり。秋季キャンプではフォークの習得に取り組み、年明けからはオリックス・山岡らが通う東広島市の施設で肉体改造にも着手。球速アップにつなげた。
「日々のトレーニングで土台は少しずつ上がってきているかなと。メカニックもいい感覚で投げられている。変わっているのかな」
ただ、オープン戦では気負いが空回り。制球難に陥り開幕は2軍スタート。そこで自分自身を見つめ直した。
「相手と勝負できずにボール先行になっていた。自分のボールが戻ってきたので、どんどん追い込む投球を2軍でやってきました」
強くなったボールと攻めの投球でつかんだ1軍切符。この好機を絶対に逃さない気持ちで投げきった。スタンドには両親をはじめ親族を招待。晴れ姿を見せることもできた。
新井監督も「期待通りの投球をしてくれた」と“孝行息子”の出現に目を細めていた。





