敗戦の広島・新井監督「最後の最後まで諦めない頑張りが必ず次の火曜日の試合につながる」終盤の粘りを評価
「ロッテ6-5広島」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
広島は終盤に粘りを見せたがあと一歩及ばなかった。
相手先発の佐々木朗希に対して四回までパーフェクトに抑えられるが、五回に松山の初安打を皮切りに2死満塁のチャンスをつくると羽月が左前適時打で2点をかえした。
2点を追う九回は相手守護神の益田に対して秋山の適時打で1点差に迫り、なおも1死満塁と追い詰めるがあと1本が出なかった。
新井貴浩監督は「負けはしましたけど、最後の最後まで諦めないみんなの頑張りが必ず次の、火曜日の試合につながると思う」と話した。
五回には“令和の怪物”佐々木朗から得点。「羽月もよく打ちましたね。この前のモイネロの時も粘って出塁。羽月も若手もベテランも中堅も、みんなが頑張って最後の最後まで食らいついた。負けはしたけど、そういう試合だった。マット(デビッドソン)にしても速い球を弾きかえして、変化球も打ってるし、みんなの頑張りには頭が下がりますね」
菊池が休養日。代わって羽月がスタメンに抜てきされた中でタイムリーを放った。
「送り出す選手は全員期待して送り出してる。ナイスバッティング。ホームで点取られてない投手。いい攻撃だった」
先発の黒原は三回に山口に満塁本塁打を浴びるなど五回途中5失点でKOとなった。
「ホームランは打たれたけど、先発して間もないですし、80球投げて、抑えても打たれても彼の場合は勉強。肥やしにして成長してほしい。次回登板?今から考えます」
マクブルームが登録抹消され、交流戦残り6試合は主砲不在で戦うことになった。「彼もすごく真面目で、献身的な選手。なかなか思うように状態が上がらず苦しんでいた。しっかり休んで、リフレッシュしてリセットしてから上がってきてと伝えました」
指名打者のない本拠地での戦い。代役4番について「そこはまた。今、終わったばかりなので考えます」と明言は避けた。
勝ち越すことはできなかったが、パ・リーグ首位のロッテを相手に粘りは見せた。「いい影響になると思う。いつも言ってるけど、負けはしたけど、確実にチームが力をつけてきている。戦いながらチームが強くなってる。チーム力が上がってる手応えがすごくあります」
最後に自ら口を開き「関東でもすごくたくさん真っ赤に染めてくれて。大声援を送ってくれて。ビジターチームなのに、またファンの皆さんの応援が選手はすごく力強かったと思う。感謝しています」と話した。
13日からは本拠地マツダスタジアムで、楽天、西武との6連戦を戦う。





