広島・松山 今季初4番で大暴れ!先制&決勝打 「大きい仕事ができた」阪神の押せ押せムード遮り通算900安打

 6回、左前へ勝ち越し適時打を放つ松山(撮影・立川洋一郎)
 ヒーローインタビューを終えガッツポーズを決める松山
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 「阪神7-10広島」(19日、甲子園球場)

 銀傘に響き渡る広島・松山の快音が試合の流れをたぐり寄せた。甲子園の鯉党を盛り上げ、虎党のため息を生んだ一撃。代打でもスタメンでも、とにかく頼りになる。今季初めて4番に座り、決勝打を含む2本の適時打。勝負強さがキラリと光った。

 まずは初回1死一、二塁から中前への先制適時打。「(味方が)初回からチャンスをつくってくれたので、いい先制点になって良かった」と汗を拭った。

 同点に追い付かれた直後の六回は無死一、二塁で及川から左前にしぶとく落として決勝の適時打。球場を席巻する阪神の押せ押せムードを遮り「本当に大きい仕事ができた」と胸を張った。マルチ安打は今季初、これでプロ入り通算900安打の節目に達した。

 チームは青柳対策として主砲・マクブルームと1番打者の菊池を外し、スタメン全員が左打者というオーダーを組んだ。「青柳が先発だと思ったので、決めていましたよ」と新井監督。代わりに4番に入ったベテランが殊勲の働きを示し、大胆な策が成功した。

 松山は今季、代打ではここまで14試合で打率・429、8打点の好成績を残す中、先発出場でも躍動。「スタメンで4打席とか、もらえた方が楽しい。結果を出すことで(その)機会も増える。貪欲にいってやろうと思っている」。鼻息荒く、存在感を高めていく。

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