悩める広島4番マクブルーム 執念の22打席ぶり打点「勝利へ導くような打席にしたいと」

 「中日0-4広島」(10日、バンテリンドーム)

 広島の悩める4番打者が執念でチームを勝利へと導いた。三回。菊池からの3連打で無死満塁と絶好のお膳立て。ここでライアン・マクブルーム内野手(30)は1ボールから涌井の高めカーブを強振。打球は石川昂のグラブをはじき、左前に達する先制の2点適時打になった。これが自身5月初、4月30日の本塁打以来、22打席ぶりの打点となった。

 「あそこは先制点につなげて勝利へ導くような打席にしたいと考えていた。しっかりと打ち返そうと思って、ああいう結果になった。良かったと思う」

 5月に入っても上向かない打撃がもどかしかった。「自分の中で少しイライラが募る。なかなか結果が出せない打席があった」と振り返る。チームの連敗もあって、助っ人の不調がクローズアップされた。それでも新井監督は「考え過ぎている。どんどん初球からスイングしていけば、率も上がってくる」と復調を信じて4番は外さないと明言した。

 この日は試合前に朝山、迎の両打撃コーチと話し合い、積極的に打ちにいくことを確認。久々の適時打も、ファーストストライクを狙ったものだった。

 この一打をきっかけに浮上に転じたいところだ。「そうなってもらいたい。そうなれるように頑張るよ」。ニッコリと笑った。

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