広島・栗林が痛恨サヨナラ打 佐藤義則氏が指摘「フォークに頼り過ぎ」

 9回、中野にサヨナラ打を許す栗林(撮影・山口登)
 9回、中野にサヨナラ打を打たれ、ガックリとひざに手をつく栗林(撮影・高部洋祐)
 9回、ピンチを招いた栗林(左)=撮影・中田匡峻
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 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 1-0の九回にマウンドに上がった広島の守護神・栗林が2死満塁のピンチを招き、最後は中野に逆転サヨナラ打を浴びた。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏(68)が、今季2敗目を喫した栗林の投球について問題点を指摘した。

  ◇  ◇

 プロ入りからの過去2年と比べると、今季はあまりいいようには見えない。直球のスピードは150キロを超えているけど、そこまでのキレの良さが感じられない。ピンチを招きながらもなんとか抑えている印象だ。

 この試合もそうだけど、少しフォークに頼り過ぎているように感じる。カウントを取るのもフォーク、勝負するのもフォークだから、そこで相手に粘られると最後は投げる球がなくなってしまう。

 九回2死二、三塁から近本にフォーク連投でカウントを悪くして申告敬遠で満塁に。中野にもフォークを連投して9球目にサヨナラ打を浴びた。捕手のサインに何度も首を振ってフォークを投げていたが、果たしてその選択が良かったのか。いいカーブも持っているのだから、そういう球ももっと使っていくべきだろう。配球面でどういう組み立てをするのかバッテリー間での確認作業も必要だ。

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